『法律で体罰禁止』
このニュースが流れた途端、ネットでは
賛否両論(多くは批判)が起きています。

このニュースに関して、私の考えと経験をお伝えしたいと思います。

子どもが生まれた時、体罰嫌いな私と
叩いて教えるべきな昔ながらの教育を受けてきた夫、
そんな二人の子育て論は、同じ価値観である訳もなく…
確か娘が2歳頃、私こんな相談を持ちかけました。

「自我が芽生えヤンチャになってきたけれど
私、子どもを叩いて育てるのは嫌だから、
手を挙げないように子育てしない?」

叩かれて育った夫にしては、ありえない相談。
『暴力じゃなく、しつけのために叩くのは別』
『親だからこそ、厳しくしつけないといけない』
『悪いことだと理解させるためには、痛みがないと分からないのでは…』などと反論されました。

しかし「叩くことも罰なのか愛情があるのかは全く意味が違う」と親は思っても、
叩かれた子ども達は、どう考えるのか・感じるのかは、叩かれた子どもにしか分かりませんし、
それも、その時々によって違うと思うのです。

更に、巷でよく聞く
“正しいことを教えるために叩く”という大義名分も、
私からすれば…
「叩かれて正しいことを学んだ子ども達は、
正しいことを教えるなら、叩いても構わない。って考える人間になるかもしれない。」
私はそれが嫌なの。と伝えました。

これは、私が子育てに体罰は要らないと考える一番の理由です。

その話をじっと聞いていた夫(←当時25歳…若い!)は
『分かった。手が出そうになるかもしれないけど出さないように頑張るわ。』と。

自分は叩かれて育ったので、ついつい出そうになったかもしれないけど…
親となって24年半、手を挙げているのを見たことがありません。

きっと叩かれずに育った私より
葛藤も疑問もあったかと思いますが、
頑張ったんだろうな〜と思います。
(あっ、上から目線ではありませんよ(笑))

ほぼ叩かれたこともなく育った My娘&息子は…
色々学校で問題も起こしたし、
有名大学にも行ってないし、
家事を積極的にやってくれる訳でもないし、
部活で頑張って結果を残す…とかもありませんが、
自己肯定感の高い、きっと一人でも生きていける人間に育っていると思います。

ロクでもない、社会的ルールが守れない
手のつけられない子には育ってませんのでご安心を。

しかし日本では根強く残るこの考え
『ときには体罰で厳しくしつけるべき』
これが虐待やいじめ、パワハラの根底にあると私は考えています。

体罰に関する厚労省指針案がこんなにも物議を醸すとは、
驚きであり、日本人の中にある根深い問題や
本質的な原因を見た気がします。

長くなったので今回はここまでで。

* もっと楽しく、もっと自由に♪ *
アンガーマネジメントで“日本をHappyに”
株式会社プラススマイル 濱崎明子でした♬