中学教師の傷害事件の考察4回目
(①、②、③はこちらから)
今回で最終回です。
私が今回の事件で1番感じたこと
「明らかに怒り過ぎ」
「なぜ怒りを止められなかったのか」
という点を考察していこうと思います。
◇
怒りっぽいと言っても
実は、様々な種類の特徴があります。
・強度が高い
・持続性がある
・頻度が高い
・攻撃性がある
アンガーマネジメントでは、
問題がある怒りとして
上記の4つの怒りを紹介していますが
子どもが気絶しても投げ続けたなどの
キレると豹変する様子は
「強度が高い」特徴そのもの。
他にも、突然怒り始める、激昂する
怒ると手がつけられない
止めようとしても怒りを止められない
などの特徴があります。
そして、強度が高い人の問題点は、
周りから距離をおかれてしまったり
腫れ物扱いされたり、
自己管理できない人という評価を
受けることもあるということ。
今回のような問題を起こさないために
強度が高い傾向の方へ
改善トレーニングをご紹介したいと思います。
例えば怒りを10段階で考えてみると、
・宿題を忘れた→怒り6
・マスクをしていない生徒がいる→怒り2
・先生にタメ口の生徒→怒り5
・密で話をしている→怒り4
では「勝手にアイスを食べた」
これについて、怒りは5?それとも9?
怒りの度合いが理解できていれば
それに合わせて怒ることができますが
自分の怒りが理解できていないと、
毎回毎回、強く怒り過ぎてしまったり
逆に怒らず蓄積させたり
気分で怒ってしまうこともあるかもしれません。
◇
怒りの感情をマネジメントするためには
怒りの度合いを数字で表していくことで
明確に理解することができるようになります。
これは、怒っている自分を
俯瞰して見ることにも繋がっていきます。
「強度が高い」傾向がある方は
上のように怒りを数値化してみて下さい。
怒った時、すぐに考えるのがポイントですよ!
Let’sアンガーマネジメント♡
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アンガーマネジメントで“日本をHappyに”
株式会社プラススマイル 濱崎明子でした♬