中学教師の傷害事件の3回目
②はこちらから
今回は、もう少し考察を続けてみます。

誰もが不思議にさえ感じた
なぜそんなにも怒りをぶつけてしまったのか
ということ。

ただ怒りが止まらなかった…と
言ってしまえば簡単ですが、
もしかするとこんな原因もあるかもしれないと
私は考えます。

教師として、生徒には正しさを伝えないといけない。
間違った行為だったと、相手が本当に反省するまで
力づくでも教え込まないといけない。
それが教師としての役割である。

(怒り方の強弱は、あると思いますが)
このように考えてしまうのは、
教師だけでなく、大人なら親や上司、
子どもなら例えば学級委員など
リーダー的存在の人なら誰でもあるかもしれません。

今回は、行為と指導がものすごくアンバランス
行き過ぎていたのですが、
このように人は、時に自分の正しさを
相手に押し付けてしまうこと
があります。

「一般常識として…」
「〜するのが当たり前(普通)」
「人として〜」
こんな台詞が出てきたら、ご用心!
あなたも何かしら押しつけているかもしれません。

自分が信じている「〇〇するべき」
これが怒りの正体だと
アンガーマネジメントでは伝えています。

これは価値観や信念にも繋がりますので
裏切られると怒りとなり、重要度が高ければ
逆上するほど怒るかもしれません。

もしかすると、同席していた教師の中にも
同じ信じているものがあったから
(「怖かった」というのは、さておき)
止めることをしなかったのかもと想像できます。
『悪いことをしたら叱られるのは当然』といった
気持ちもあったかもしれませんね。

私達は、この自分が信じる『べき』の存在を認識
どのくらい重要だと思っているのか、
どのくらい怒ることなのかを理解する必要があります。

その上で、知っていて欲しいのが、
その『べき』は、自分だけが
そう信じているのかもしれない…ということも
覚えておかないといけません。

例えば
「マスクは必ず着用するべき」
これは当たり前のことだと信じている人。
しかし、中には、
「人がいない時はするべきではない」とか
「気温と湿度が高い日はするべきでない」という人も。

これ、どちらも間違いではないですよね。

社会的ルールを守りたい
マナー違反が許せない etc…
倫理的であることは良いことですが、
これも万人にとっての正義ではないのです。

「正しさを押しつけていないか」
その視点を持つことが大切
です。
イラっとしたら考えてみて下さいね。
Let’sアンガーマネジメント♡

* もっと楽しく、もっと自由に♪ *
アンガーマネジメントで“日本をHappyに”
株式会社プラススマイル 濱崎明子でした♬